【語学留学】意味ない?必要? 平凡な大学生のリアル留学【ESL】

こんにちは!はっとりです!

今回は留学について書いていこうと思います!

というのも、英語学習のページや就活、転職サイトでの英語力関連記事では

  • 英語を学ぶには留学が必須!
  • 留学は意味がない!真面目に勉強するのが実を結ぶ!

というように、二極化しているなぁと感じていたので

留学を経験した自分のフィルターを通して、役に立ったもの、経験できたもの、残念だったものなど
赤裸々にお伝え出来たらなぁと思ったんです。

僕一個人の体験でしかありませんが、平凡な大学生の経験した中期の語学留学って、意外と貴重なものだと思うので(英語系のサイト見てると、めっちゃ出来ない人が一念発起した話 or しっかり出来る人が活躍してきた話が多いなぁと思うので笑)お役に立てて頂けたらと思います!

まずは「良かったな!」と思う点から!

目次

英語漬け環境と日本語0環境

はい笑 既に言われまくってる内容だとは思うんですが、結局語学留学の最大の利点はコレだと思うんですよ。

で、めっちゃ言われてる内容なんだけど、言われ過ぎてて逆に「なんでそれが利点なのか」っていうところまでは浸透してないっていう…笑

なので、経験則から詳細に話していけたらと思います!

①英語漬け環境

「英語漬け」という言葉はもう耳に馴染んでるかと思います。携帯用ゲーム機のソフトなんかでもおんなじような名前のソフトがありますよね笑

「英語シャワー」なんておしゃれな言い方する人もいますね

で、そんな馴染みのある「英語漬け」なんですが、これが何に役に立つかというと

「英語のゲシュタルトが最も自然な形で形成されていく」

ということ

「ゲシュタルトってなんやねん、難しい言葉使って頭いい人ぶるなよ!」
と思われたかもしれませんね笑 すみません!

ですが、このゲシュタルトっていう言葉、英語学習でもそうですし、それ以外でもめっちゃ便利な言葉なので是非このブログを読んでくださるアナタとは共有しておきたい概念なんですよ

なのでこのゲシュタルトという言葉については、また別途記事を挙げたいと思います

ちょっと話が逸れてしまいましたが…笑 ざっくり言うと、ゲシュタルトというのは、「大枠」とか「まとまり」みたいな意味の言葉なんですね

それで、例えば、めっちゃ猫が好きな人がいたとして、その人は猫を見ると非常に興味を惹かれます。そうすると、一口に猫といっても色んな種類の猫がいて、洋種の猫もいれば国産の猫もいることに気が付きます。んで、洋種の猫の中でも長毛種と短毛種がいて、国産猫にも長毛種と短毛種がいて、それぞれどんな違いがあって…というように

「猫という大枠の中に、詳細な情報が積まれていくようになります。」

大体こんな風にイメージしていてください笑

で、英語漬けの話に戻りますね笑

私たちような純ジャパニーズ英語学習者には、僕らを取り巻く環境が「日本語でゲシュタルト形成」されています。

口で言うと「何言ってんねんw」みたいな感じになってしまうと思うので、ちょっとたとえ話を挟めればと思います。

これ、何ですか?

「バカにしてんのかお前!ページ閉じるぞ!」

と思ったそこのアナタ!ちょっとだけ待ってください…!

日本人の多くがこれを見て

「りんご」

だと思ったはずです。

なんでだと思いますか…?

は?って感じだと思いますけど、もうちょっと付き合ってあげてください

日本に住んでると、みんなこの赤くて甘い果物のことを「りんご」と呼んでいますし、「りんご」と一言発すれば、「あぁ、あの赤くて甘酸っぱいあの果物ね」とわかってくれます。

この、「頭の中にあるものを一言で伝えることが出来る便利さ」が脳に刻まれているので、その赤くて甘い果物を見ると「りんご」という言葉が同時に頭の中に浮かぶんですね。

じゃあ、海外に行ったら…?

これが「英語漬け」のポイントです!

英語圏に行くと、多くの場合で「りんご」を見たとしても
「りんご!」と言葉を発しても
「…?」となります(りんごくらいだったら知ってる人も少なくないですが、それはまぁ置いておいて笑)

だから、その「甘酸っぱい赤い果物」を見た時に「りんご」という回路から「Apple」という回路に更新されていきます。

「マジかよ?盛ってない?」

と思われるかもしれないですが、これがマジなんですよ!

だって、「リンゴ」っていっても誰も通じないんですから、脳がコミュニケーションを最適化するために、新たな回路が形成されるのって、人間の脳の適応能力の高さを思い知ります。

で、これってもちろんリンゴだけに留まらないわけで…

友達なんか作ると、

「○○ (友達の名前)いるー?」に対して、

最初は

「○○がいる、はThere is だから…彼の部屋にいないよーって言いたくて… ○○ is not his room.」

みたいな回路を挟むものの、それが何度もあると

「Oh sorry he’s out of his room now」

みたいな、ネイティブが使ってるフレーズをそのまま流用するようになって、それが自分を取り巻く新しいゲシュタルトになっていく…

それってまさに英語学習における最適解なんですね

これが一個目の留学のメリット
「英語漬け」環境です

②日本語0環境

「英語漬け環境が良いのはわかったけどさー、それって留学独自のメリットなわけ?」

留学不要論を唱える人はそう思うかも知れません。しかし、ここで二つ目の「日本語0環境」が活きてくるわけです。

例えば、僕なんかは大学で英語を専攻していたわけで、大学の必修授業でネイティブの先生の授業があって、少なくとも他の大学生よりは「英語漬け」に近い状態にあったと思います。

しかし、それを踏まえても、やはり国内で「英語漬け」環境を形成するよりも遥かに留学をしてしまった方が効果的だと思います。

その理由こそが「日本語0環境」なんですね

国内で形成できる「英語漬け環境」には限界がある

国内で「英語漬け」をしようと思うと、手っ取り早く「英会話教室」「大学でのネイティブの授業」「英会話カフェ」などが浮かぶかと思います。

もちろんネイティブかつプロの講師の提供する講義は質の高いものかと思います。

しかし

これってやっぱり限界があって、それがなにかと言うと

自分の生活にまで入り込んでこない

なんですよ

英会話教室、英会話カフェ、大学でのネイティブの授業…これら全部、「英語喋るぞ!」って感覚で挑んでいきますよね?それで、テキストに書かれた、「いわゆる実用的表現」を学んできます。

これと留学で得られる「英語漬け」の違いがなにかと言うと

自分が普段日本語でこなしていることを、英語で行わなければならない

ということ。

だって、一度教室を出ればもう日本語ありふれちゃってるんですよね

既に英語力を手にしていて、維持する目的なら教室の中だけでの疑似外国環境で十分なんですけど
そのレベルに達している人はもう「語学」を目的として留学はしないわけで笑

だから、「自分自身」に「英語」が覆いかぶさるイメージというか、そんな「英語漬け状態」になるには「一度自分から日本語を取っ払う」っていうのがとことんまで効率的なんです。

その環境が「留学状態」だとめっちゃ自然に手に入るっていう

それが「日本語0環境」のめっちゃ大きい利点であり、留学が持つ大きい強みなんですよね

語学留学(ESL)で残念だったところ

逆に、残念だったところ、期待外れだったところも書いていきます。べた褒めばっかりだと気持ち悪いですからね笑

①授業自体は国内の大手英会話教室、外国語学部の大学授業と対して変わらない

英会話教室では、ある程度のクラスになると「英語オンリー環境」を得られます。それで、非常に実用的な英語のフレーズであったり、社会的な出来事が書かれた英文の記事を読んでディスカッションしたりしますよね?

ESLでも同じようなことをします

「教育」という枠組みで英語を触れることに関しては、既に国内で先端のものを受ける事が出来ちゃうんですよね。

だから、海外でESLを受けても、同じように感じてしまって「大学で頑張って勉強して、バイトで資金調達までして得られるのがこれかーー」なんて少し拍子抜けしてしまったのを覚えています。(だからこそ、先述した「英語を自分自身の生活にまで持ってこれるか」が大事かに気付いたわけですが…)

違う点を挙げるとすれば、同級生が皆外国人だということ。

これは結構大きな違いで、いろんな国の英語の「クセ」を体験できます。

Too muchを「トゥーモッシュ」と発音したり、逆に「is」をめっちゃ日本人っぽい「い↓ず↑~」と発音する方とか笑

当時の僕は「ネイティブの英語にこそ意味がある」みたいな思考だったので「なんだよー」なんて思っていたんですけど、英語スピーカーのほとんどがノンネイティブですし、それってめっちゃ貴重な体験なんですよね。

ちょっと話が脱線してしまいましたが、「授業自体は国内で受けられるものと同じ」というところで、ちょっと拍子抜けしてしまう。支払うリスクに対して見合わないと感じられるかもしれません。

②TOEICなどの英語資格試験のスコアには、すぐには結びつかない

基本的に試験から離れていた分英語力が伸びてもスコアが下がることが多いです。

もちろん、留学中に資格試験の勉強も並行していれば話は別ですが、留学で培った英語力は”直接”は働きかけてくれるケースは少ないです。

もちろん、無駄というわけではなくて、そこからまた英語資格試験に特化した勉強をすれば伸びていきます(体験談)が、「え…これだけの期間留学したのに英語力伸びてないんじゃないの…!?」とショックを受けてしまうかもしれません(僕はそうでした…笑)

最後に

留学について、僕が半年間経験して感じたことを率直に書いていきました。

冒頭にも書きましたが、留学についての記事をいくつか見てみると、「DEAD or ALIVE」みたいな感じで、
「留学すべき!」と「留学は無駄!」

もしくは

「これだけの覚悟、英語力を以て挑まないと留学無駄になるぞ!」と「とにかく留学してみろや!」

みたいな二元論みたいに映るなーと思ったので、平凡な大学生が半年間留学を経験した「ふつーの感覚での留学」を共有したいなぁと思い記事を書くに至りました。

結論を言ってしまうと、僕は「是非留学して欲しい」と思ってます。

「語学力が伸びるかどうか」とか「人間的に成長したか」とか、そういうのを外して「留学って楽しいよ!」「自分の知らない感覚があるよ!」みたいな風にとらえてくださればなぁと思っています。

この、「自分の知らない感覚」を得ることは「自己実現」にめっちゃ大きな刺激を与える要因になるわけで、これについてもまた記事を上げたいと思っています!

最後までお読みくださりありがとうございました!

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ABOUTこの記事をかいた人

「0からでも、上級レベルの英語力」までのプロセスをお伝えしています。 英語を身に着けて、「スマート(知的)な国際人」になるのが目標。 なんとなくで英語を学ぶのに嫌気が差している方、TOEICのスコアなどでマウント取られてうんざりしてる方はブックマークをおすすめ。 高校で赤点まみれ不登校でしたが、大学受験英語模試で34/200→150/200まで上げました。 英米語学科卒、5か月間カナダへ公費交換留学、英文事務に2年間従事、英検準一級、TOEICは苦手ですが790まで上げました。