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【英語学習】単語の勉強 習熟度には段階が存在する!

こんにちは!はっとりです!
今回は、英語を学ぶ上で欠かせない「単語学習」について
「覚えた単語の習熟度」という視点からお伝えしようと思います。
↑の関連記事で触れましたが、英単語を暗記する際、同じ「覚えた」にも”段階”が存在します。
関連記事では、体感的にわかりやすいように5段階に分けてお伝えしましたが
一般的に広く知られている区分としては大きく3段階に分けられ
その習熟度によって、英語の4技能のうち、単語力がどの技能まで活かせるのかかが変化します。
それでは、お伝えしていきますね。
3段階の習熟度 各段階について
英単語の習熟度は、大きく3段階に分かれます。
- Dormant Vocabulary
- Passive Vocabulary
- Active Vocabulary
①Dormant Vocabulary 眠った英単語

まず最初に来るのがこのDormant Vocabulary
Dormant=”眠った” Vocabulary=”語彙”
なので、そのまま使われることなく眠っている語彙力ということですね。
例えば、受験勉強で英語を勉強していた時は意味がわかった単語だったけれど
そこから英語から離れてしまう、もしくはTOEICなどではあまり用いられない英単語なので
意味を忘れてしまった!そんな単語はありませんか?
これがDormant Vocabularyです。
かく言う私も、英検準一級を取得してから、あるきっかけで英検2級の過去問を解いてみた時
Insultの意味がスッと出てこなかった時があって
後から見返してみて「そう言えば大学受験を意識してた時にこれ普通に覚えてたのにな…」
と思ったのを覚えています。
Dormant Vocabularyは、そんな風に”眠っているがために上手く活用出来ない語彙力”の事を指します。
②Passive Vocabulary 知ってるけど使えない単語たち

Passive Vocabularyは、Dormant Vocabularyより少しだけ習熟度が高く
英文の中で登場したら意味が理解出来る…という段階になります。
そして、このPassive Vocabularyの段階で勉強を止めてしまうと
Dormant Vocabularyに戻ってしまいます
上述したInsultの例みたいな感じですかね笑
TOEICの目標スコアや、英検の目標級を達成してすぐに、しばらく英語から離れてしまうと
受験してた時期には理解出来た語彙が抜けてしまった経験があるのではないでしょうか?
それと同じ現象だということが出来ます。
この段階にある単語力は、かろうじてリーディングにおいて役に立ちます。
しかし、常に英語が流れていってしまうリスニングなどでは上手く活用出来ない場合が多くなってしまいます。
③Active Vocabulary 目指すべき単語の習熟度

語彙力強化の終着点と言うことが出来ます。
恐らく、日本人英語学習者の多くが、「知っている」と思っている単語の半分程度にしかActive Vocabularyに出来ていないのではないでしょうか?
というのも、Active Vocabularyというのは、「実際に自分が使える」というレベルに達している状態を言います。
例えば、”Be devastated=途方に暮れさせる”という語彙があります。
これは、英検準一級を勉強した上で「見た瞬間意味がわかる語彙」になります。
しかし、”僕はこの語彙を自ら使う事は出来ません”
”Be shocked”のように無難な表現を使うでしょう。
なぜなら、”Be devastated”のような表現が
”どんな場合”にBe shockedよりも”自然な表現”になるのかを”知らない”からです。
例に挙げた通り、Active Vocabularyとは「見た瞬間意味がわかる」の域を超えて、「自分で自然に使える語彙」のレベルだと言う事が出来ます。
そして、リスニングやライティング、そしてスピーキングにおいて自ら使える語彙は、このActive Vocabularyに限られるんです。
習熟度の上昇に焦る必要はない

語彙力の習熟度の段階について上述してまいりました。
そして、目指すべき単語の習熟度はActive Vocabularyだという事を、今あなたは知っています。
また、”日本人英語学習者のほとんどが、半分程度しかActive Vocabularyに出来ていない”
と認識して、危機感や焦燥感が生まれたかもしれません。
しかし、単語学習の段階”だけ”で、Active Vocabularyにすることは出来ません。
もちろん、長文で知らない単語を見ても、意味を推測することしか出来ませんし、全てを推測で言い当てる事も難しいでしょう
さらに、長文で出されればわかる単語も、リスニングのスピードで話されるとついていけない事もありますよね?
そう、単語の習熟度によって「発揮できるフィールドがある」んです。
まずは「知らない→知っている」にするために、単語帳、もしくは長文でわからなかった単語をメモして頭に叩き込む必要がありますし
「考えたらわかるけど瞬時に意味がイメージ出来ない」
という段階なら、瞬時にイメージ出来るように、何度も反復して長文を読解することで、その単語を頭に刷り込む必要があります。
その段階を経て、初めてPassive Vocabularyのレベルまで習熟度を上げる事が可能であり
その土台があって初めて、Passive VocabularyをActive Vocabularyにするための
英作文や英会話で用いてみる…という事を試みる事が出来ます。
大切なのは、自分の頭に思い浮かべることが出来る単語が、どの習熟度に位置しているかを”意識”すること。
その単語がどの習熟度に位置しているかを認識することが出来て初めて、どのようにその単語の習熟度を上げる事が出来るかを判断することが出来ます。
例えば、知ってすらいなかった単語を、いきなりActive Vocabularyにすることは不可能で
やはり単語帳などでPassive Vocabularyの段階に上げて、そこから長文で「どんな使われ方をするのか?」というサンプルをいくつも得る事によって
はじめてActive Vocabularyにすることが出来ます。
つまり、それぞれの習熟度に合わせて、どのようにその単語の習熟度を上げていくかを考える事が出来るかが大切だという事です。
結論
今回は、「英単語の習熟度」について
- 単語の習熟度には3段階ある
- それぞれの習熟度について
- それぞれの単語が、自分にとってどのレベルにあるのかを知るのが大切
という事をお伝えしました。
ひとくちに英単語を「覚えた!」と思っていても、単語帳では思い出せた単語が長文で出てきた際に思い出せなかったり
長文では思い出せるのに、リスニングのスピードについていけず思い出す前に流れてしまうなど
「覚えた!」には段階があるという事ですね。
その”段階”を可視化して、自分の単語力のうち、どの単語がどのレベルに位置しているかを意識して
そのレベルごとに必要な経験値を溜めていく事が大切だという事を今あなたは知っています。
この記事が、あなたの英単語学習をより充実したものとすることを願っております。
最後に
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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- 出来ない自分からの脱却
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