TOEICが初めてでもスコアが100上がる即効テクニック・コツを公開!【リーディング編】

TOEICは初めてでも簡単になテクニックとコツを覚えれば短時間でスコア(点数)を伸ばすことができます。

テクニックとコツを掴んで試験当日に臨めば、同じ英語力でもスコア(点数)に100点もの差がつきます。

この記事では、同じ「初めてのTOEIC受験」でも、他の受験者と100点もの差がつくテクニック・コツをお伝えします。

目次

TOEICが初めてでもスコアが100上がる即効テクニック・コツ【リーディングパート】

TOEICのリーディングパートは時間にとてもシビアな試験です。

ゆえにテクニックやコツによる時間短縮や集中力の持続法などで、初めての受験でも、少しの努力と時間で目覚ましい成果(スコアアップ)を期待できます。

TOEICのリーディングパートはPart5からPart7の3つのパートで成り立っています。

順番に見ていきましょう。

Part5のコツ・テクニック

TOEICのPart5はリスニングパートの中で最も初心者がスコアを伸ばしやすいパートです。

なぜなら簡単な単語・熟語や文法問題を確実に解いていけばしっかりと得点できるからです。

一見すると難しそうに見えるTOEIC Part5の問題も、解答解説を見てみるとなんてことないものも多いです。

さらにTOEIC Part5のコツ・テクニックをしっかり押さえておくことで、正解率がグンと上がるだけでなく、無駄を省いてスピーディに解けるようになることで次のPart6, Part7に時間を温存することができます。

  • 正答率がグンと上がる
  • 無駄が省かれスピーディに。Part6, Part7に時間を温存

TOEICのリーディングパートPart5で使えるテクニック・コツは以下の通りです。

  1. 選択肢を先に見てから解く
  2. 2択になって迷ったら自動詞か他動詞かを意識する

順番に見ていきましょう。

1.選択肢を先に見てから解く

TOEIC Part5では、まず選択肢に目を通してから問題に移るのが効果的なコツ・テクニックです。

なぜなら、無駄が省かれることで1.解答スピードが上がる。 2.必要な情報だけ集中してピンポイントで解ける。という2点があるからです。

無駄が省かれることで…
  1. 解答スピードが上がる
  2. 必要な情報だけ集中してピンポイントで解ける

選択肢を先に見ることで、以下のことがわかります。

選択肢を見てわかること
  1. 語彙(単語・熟語)型の問題か
  2. 文法型の問題か

具体的な例を見てみましょう。

No. 105 All clothing sold in Develyn’s Boutique is made from natural materials and contains no ——- dyes.
(A) immediate
(B) synthetic
(C) reasonable
(D) assumed

出典:TOEIC公式ホームページサンプル問題より

↑のように選択肢に別の単語が並んでいたら「語彙(単語・熟語)型の問題」です。そのまま問題文を読んで解答しましょう。

なぜなら、語彙(単語・熟語)型の問題は「単語・熟語の意味」を問われているので、文章全体に合致する意味の単語を選ぶ必要があるからです。

一方で、以下の例を見てみると…

No. 103 Gyeon Corporation’s continuing education policy states that ——- learning new skills enhances creativity and focus.
(A) regular
(B) regularity
(C) regulate
(D) regularly

出典:TOEIC公式ホームページサンプル問題より

↑のように、同じ単語が品詞を変えて並んでいる場合や、疑問詞のWho, Whose, Which, Thatなど規則的な単語が並んでいる場合は「文法型の問題」だと判断できます。

文法型の問題のほとんどは空欄(選択肢が入る場所)の周りを見て判断できるものが多いです。そのため選択肢を先に見ておくことで時短&省エネで解ける問題かを瞬時に判断できます。

このようにPart5では「これって語彙型の問題?文法型の問題?」という視点を持つだけで時間短縮と集中力の温存を狙えます。

2.2択になって迷ったら自動詞か他動詞かを意識する

TOEICのPart5で「選択肢から2択まで絞れたけど、どっちが正しいかわからない!」となった時、多くの場面で「これは自動詞?それとも他動詞?」という視点で考えると上手くいきます。

以下の例を見てみましょう。

Anyone who would like to —— on the proposals outlined at the meeting is asked to do so at the end of the session.
(A) mention
(B) submit
(C) respond
(D) comment

↑別の単語が並んでいるので「語彙型」の問題だとわかります。

問題文を読むと「会議で触れられた提案に—–したい方は、セッションの最後にお願いします。」となるので「提出する」のBと「返事をする」のCは文章の意味が不自然になるので省けます。

残りの「言及する」と「コメントする」が残りますが、どちらも同じような意味の単語なので「なんだこれ!?」となってしまいますよね。

そんな時に役立つのが「これは自動詞?それとも他動詞?」という視点です。

自動詞と他動詞については別記事で詳しく解説しますが、簡単に言えば他動詞は直後の英語のまとまり(目的語)を取るときに前置詞を使われません。

↑の空欄の直後には前置詞のonがあるのが見えますから、空欄に入るのは自動詞だとわかります。

その結果、Mentionは他動詞、Commentは自動詞なので(D)のCommentが正解となるわけです。

迷った動詞が自動詞なのか他動詞なのかは覚えている必要がありますが、「2択で迷う時は自動詞か他動詞かを問われる」とわかっていれば混乱することなく解答できますし、最悪自動詞か他動詞かを知らなくても「知らないからこれ以上時間かけてもしかたない!」と無駄に時間を浪費するのを防げます。

以上の事から、「2択で迷った時は自動詞か他動詞かを聞かれている」という視点を持つことで、正答率を上げること、時間を無駄に浪費しないことに繋がります。

Part6のコツ・テクニック

TOEICのPart6は、Part5に次いで特に初心者がスコアを伸ばしやすいリーディングパートです。

TOEICのリーディングパートPart6で使えるテクニック・コツは以下の通りです。

  1. 「Part5と基本は同じ」意識で取り組む
  2. 選択肢の文章が長くて難しい時は深追いしない

順番に見ていきましょう。

1.「Part5と基本は同じ」意識で取り組む

Part6をぱっと見すると「ちょっとした長文問題」に見えるのですが、実際に解いてみるとPart5に近い意識で解ける問題が多いです。

  1. 語彙型の問題
  2. 文法型の問題
  3. 文脈型の問題

↑のように、3の文脈型の問題だけが、いわゆる「長文問題」といわれてイメージする「全文を読んで適切なものを選ぶ」というタイプです。

文脈型の問題は一見すると語彙型の問題なのですが、空欄に合う英単語を選ぶために全体の文脈を拾ってくるようなイメージです。

このように、長文問題のような全体の文脈理解が必要なのは一部なので基本はPart5と同じ意識で取り組めるというわけです。

文脈型の問題も他の問題を解いているうちにヒントとなる本文を読んでいることが多いので、「長文問題だ!」と構えることはありませんよ。

2.選択肢の文章が長くて難しい時は深追いしない

Part6には前項「Part5と基本は同じ意識で」でお伝えした3つの型(語彙型、文法型、文脈型)のほかに、もう一つだけ「文章型」の問題があります。

文章型の問題とは、他の型の問題の選択肢が単語だけなのに対して、選択肢全体が一つの英語の文章になっているものを指します。

選択肢4つ分の文章を読むわけですから、負担もとても高くなります。

なので選択肢を見てみて「これは難しそうだ」と感じたらムリせずスキップしましょう。

TOEICのリーディングパートはスコア800点を取る上級者でも時間内に問題を解き切る人は少ないです。

つまり、TOEICのリーディングパートは「解ける問題をたくさん解く」方がスコア(点数)はグングン伸びていきます。

Part6の文章型問題は特に時間がかかる上に難しいものが多いので、難しいと感じたらムリせずスキップすることで「解ける問題」への時間と思考力をセーブしておきましょう。

Part7のコツ・テクニック

TOEICのリーディングパートPart7は、リーディングパートの中でも長文のため、英語中級者以上が時間をかけてスコア(点数)を伸ばすパートです。

ただし初心者でも賢く対策をすることで大きなスコア(点数)アップできます。問題数が多いので、スコア(点数)アップの還元率が高いからです。

TOEICのリーディングパートPart7で使えるテクニック・コツは以下の通りです。

  1. 「問題文→本文→問題文…」の順番で読む
  2. わからない問題はスキップする

順番に見ていきましょう。

1.「問題文→本文→問題文…」の順番で読む

TOEICのPart7では「問題文→本文」の順番で読むと効果的にスコア(点数)アップを狙えます。

特に初心者~中級者に↑の傾向が強いです。

なぜなら、「焦点を当てて読めるから」です。

TOEICでは問題文で問われる情報が、本文で順番通りに書かれていることがほとんどです。

例えば一つの本文に問1~問3の問題がある場合、問1の内容が本文前半に、問2の内容が本文中盤に、問3の内容が本文終盤にあるようなイメージですね。

そのため、「問1を読んでから本文を読んで解答、問2を読んでから本文を読んで解答、問3を読んでから本文を読んで解答…」といった感じで解いていくとスムーズに進めて行けるわけです。

さらに、問題を先に読んでおくことで「聞かれている情報はこれだな」と把握しておくことで「聞かれている情報に焦点を当てて本文を読む」ことができます。

ゆえに「焦点を当ててスムーズに本文を読める」という点で「問題文→本文→問題文…」の順番で進めるのは、特に初心者や中級者に効果的なコツ・テクニックだといえます。

2.わからない問題はスキップする

TOEICPart7においても、「わからない問題はスキップする」のはとても有効だといえます。

これは前項のPart6でも触れた通り、「リーディングは解ける問題をたくさん解くのが賢い解き方」なので、それに則(のっと)って、考えてもわからない問題はスパッとマークだけしてスキップするのが賢い解き方です。

特に読解が苦手な人や、初心者や中級者は英文を読むのに時間がかかりリーディングパートを解ききれない傾向が高いので、「解ける問題に集中する」ことで得られる効果は大きいです。

本項の冒頭でお伝えした通り、本来Part7は中級者以上が時間をかけてスコア(点数)を伸ばすものです。

そんな中で、解ける問題だけ集中して賢く解くのは、特に初心者にとってめちゃくちゃスコア(点数)に還元できる優れたコツ・テクニックなわけですね。

まとめ

この記事では、TOEIC初受験で205点だった筆者が、450点、550点、690点、785点とスコアを伸ばしてきた際に本当に役に立ったTOEICリーディングテクニックやコツを紹介しました。

テクニックやコツは「知っている」だけでは機能せず、過去問や模試を通して「身に着く」ところまで来て初めて発揮されます。

過去問や模試で演習しながら、ここでお伝えしたこと身に着けて、TOEICのスコア(点数)を劇的に伸ばしてください!


英語を身に着けて「スマートな国際人」になる


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ABOUTこの記事をかいた人

「0からでも、上級レベルの英語力」までのプロセスをお伝えしています。 英語を身に着けて、「スマート(知的)な国際人」になるのが目標。 なんとなくで英語を学ぶのに嫌気が差している方、TOEICのスコアなどでマウント取られてうんざりしてる方はブックマークをおすすめ。 高校で赤点まみれ不登校でしたが、大学受験英語模試で34/200→150/200まで上げました。 英米語学科卒、5か月間カナダへ公費交換留学、英文事務に2年間従事、英検準一級、TOEICは苦手ですが790まで上げました。