英検準一級のリスニングは、戦略的に適切な勉強をすればしっかり合格ラインを超えることができます。
英検準一級のリスニングには「難しい」「どう対策したら良いのかわからない」というイメージを持っている方も多いでしょう。
実際に今これを書いている筆者も、英検準一級のリスニング対策に苦心して勉強が滞っていたときもありました。
そこでこの記事では、英検準一級に合格するために本当に役に立ったリスニング対策の勉強法、コツ、そして教材をお伝えします。
この記事を読み終わる頃には、英検準一級に受かるためのリスニング対策で「今、何が必要なのか」を十分に理解して、「これから何をすれば良いのか」が明確になるのでぜひ最後まで読んでください。
目次
英検準一級のリスニング対策で効果的な勉強法
英検準一級のリスニング対策で実際に筆者が実践して効果的だった勉強法は以下の2つです。
- オーバーラッピング
- シャドーイング
↑の勉強法2つは、英検準一級のリスニング対策、さらにはTOEICが600点を超えてから「ぶっちゃけ、これしかやってないw」ってくらい優秀なリスニングの勉強法です。
順番に見ていきましょう。
1.オーバーラッピング
英検準一級のリスニング対策で実際に筆者が実践して効果的だった勉強法のNo.1が「オーバーラッピング」です。
「英検準一級のリスニング対策は8割オーバーラッピングしかしてない」と言っても過言ではないですw
「オーバーラッピング」とは、リスニングのスクリプト(音声の台本)を見ながら、音声を流して、音声に覆いかぶせるように自分も発音していく勉強法を指します。
文字で説明するよりも実際に行っている様子を見たほうがわかりやすいので動画を貼っておきますね↓
オーバーラッピングはスクリプト(台本)を見ながら発音しているので、実質「音読をネイティブのスピードで強制して行っている」と言えますね。
オーバーラッピングの優れている点は、「スクリプト(台本)」を見ながら出来るので、「英検準一級リスニングの傾向を把握出来る」点にあります。
「あぁなるほど、英検準一級のリスニングでは、こんな話題が、こんな風に進んで、こんな所を問題で問われるのか」と体感できるわけですね。
英検準一級リスニングの傾向を掴めれば、音声の内容を予測しながら聞けるようになるので、内容理解と正答率をグッと伸ばすことができます。
2.シャドーイング
オーバーラッピングに慣れてきたら、続いてはより負荷を高めた「シャドーイング」に取り組んでいました。
シャドーイングとは、リスニングの音声を流して、スクリプト(台本)を見ずに、聞こえてくる音声の後を追うように自分も発音していく勉強法を指します。
シャドーイングも文字で説明するより、実際に行っている様子を見たほうがわかりやすいので動画を貼っておきますね↓
英検準一級のリスニング音声をシャドーイングすることで、英語を英語のままの語順で理解していく思考回路を養うことができます。
オーバーラッピングで養った「英文の内容を予測しながら聞く力」と、シャドーイングで養った「英語を英語の語順で理解していく思考回路」が結びついて、聞き取る力が見違えるように伸びていきますよ。
英検準一級のリスニング対策で押さえるべきコツ
英検準一級のリスニングは、高い英語のリスニング力と同じくらい、「英検準一級のリスニングに特化した”コツ”」が点数になって現れます。
英検準一級リスニング対策で、リスニング力と同じくらい重要な「英検準一級リスニングのコツ」は主に以下のとおりです。
時間配分
英検準一級のリスニングで身につけたいコツの一つとして、「時間配分」が挙げられます。
「リスニングの時間配分」ではなく、「英検準一級の一次試験全体」の時間配分です。
「はぁ?」「リスニングのコツなのに、リーディングと英作文の時間配分が大事なの?」と思われたかもしれないですねw
しかし、リスニングを効果的に解いていくために、「リスニングのためにリーディング、英作文を早めに終わらせておく」ことがめちゃくちゃ大事になります。
これは、次でお伝えする「問題文&選択肢の先読み」に大きく関わります。
問題文&選択肢先読み
英検準一級リスニングを効果的に解くために、「問題文と選択肢の先読み」がめちゃくちゃ効果的です。
「TOEICを何回か受験したことがある」という方は体感的にわかると思いますw
なぜなら、問題文と選択肢を先読みしておくことで、以下の利点が得られるからです。
- リスニング音声が流れる前に、内容を大まかに予測できる
- リスニング音声”だけ”に集中できる
問題文と選択肢を先読みしておくことで、「どんな内容の音声が流れるのか」「問題では何を問われているのか」を把握した状態でリスニング音声に挑むことができます。
内容を大まかに予測した上で音声を聞けるので、問題文や選択肢に使う集中力を音声に全集中することができるわけですね。
音声だけに集中できる効果は絶大なので、問題文と選択肢を先読みするためにも、リーディングと英作文を「リスニングが始まる5分前」には終わらせておくのが理想です。
傾向把握
英検準一級リスニングの最後のコツが「傾向把握」をすることです。
事前に「こんな内容がこんな風に出題される」とわかっているだけで、聞き取りやすさがまるで違います。
傾向把握は、傾向を「理解する」だけにとどまらず、何度も演習をすることで「身につける」ことで効果を発揮するので、音声の本文を「読む、聞く」だけでなく、「実際に問題を解く」ことが大事です。
英検準一級のリスニング対策で実際に役に立った教材はこれだ
英検準一級のリスニング対策で、筆者が実際に使って合格へ導いた教材は以下のとおりです。
旺文社 英検準一級全問題集&CD
英検準一級のリスニング対策では、旺文社の「英検準一級全問題集&CD」を使って合格できました。↓
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数ある英検準一級の過去問教材の中でも、「丁寧な解答解説」と「演習できる過去問の収録数が多い」ことが決め手でした。
実際に出題された過去問を演習することで「傾向把握」ができますし、丁寧な解答解説で「英検準一級ではこんな事が問われるのか」という思考回路を養うこともできました。
過去問題集と音声のCDが別売なのがネックですが、実践すれば相応のリターンが得られる「安定の神教材」ですよ。
英検分野別ターゲット英検準1級リスニング問題
もし筆者が上述した「全問題集」で合格できなかったら、次に実践するのは「英検分野別ターゲット英検準1級リスニング問題」でしょう。↓
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なぜなら、上述した「全問題集」のクオリティで、英検準一級のリスニングに特化した対策をより詳しく行えるからです。
上述した「全問題集」を6回解き切っていれば、英検準一級の傾向は感覚的に掴めているでしょう。
その感覚を持った状態で、より詳細に言語化された傾向を把握して、練習問題に取り組むことでより「精度」が上がるのを期待できるわけですね。
まとめ
この記事では、英検準一級のリスニング対策で実際に役に立った勉強法、コツ、そして教材をお伝えしました。
英検準一級に合格するためには、戦略的に勉強を進めることがカギになります。
関連記事で英検準一級の一次試験全体をわかりやすくまとめているのでぜひそちらも参考にしてください。
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