TOEICは適切な参考書を使って正しく勉強すれば誰でもスコアを大幅に伸ばすことができます。
しかし書店に行くとTOEICの参考書がたくさんありすぎてどれに手を付ければいいのかわからなくなりますよね。
この記事では、筆者が実践して本当に役に立った参考書だけを厳選してお伝えします。
目次
TOEICで本当に役に立つ英単語帳
TOEICの英単語は、大学受験や英検で頻出の英単語とは違った英単語が出ます。
なので英語が得意な難関大学の学生さんでさえ、初めての受験では思うようにスコアが伸びない場合もあります。
しかし逆を言えばTOEICに焦点を当てた英単語の勉強ができていれば初心者でも他の受験者と差をつけることができます。
実践すれば他の受験者と差がつく英単語帳の中でも、特に役立つものだけを厳選してお伝えします。
1.出る単特急金のフレーズ
↓「TOEICでスコアが伸びる単語帳は?」と聞かれてノータイムで答えるのがこの「金のフレーズ」です。
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なぜ「TOEICの単語帳なら金のフレーズ!」と即答するかと言えば、「一番スコアアップに直結するTOEIC英単語帳」だと自信を持っておすすめできるからです。
「金フレ」の愛称で知られるこの本は以下の特徴を持っています。
- TOEIC試験本番が研究しつくされた、頻出の英単語だけが載っている
- TOEICの問題を解く時の思考回路、テクニックにまで言及されている
↑の特徴を見ると、TOEICの単語帳の中でも特に「問題を解くための単語帳」という側面がとても強いことがうかがえます。
単語帳を実践している段階で「実際の問題ではこんな風に問われる!」と意識できるのはめちゃくちゃ大きいです。
「問題を解くための単語帳」の意識が持てることから、「金フレが一番スコアアップに直結するTOEIC英単語帳」だと自信を持っておすすめできるわけですね。
2.TOEICキクタンシリーズ
↓「次回のTOEICで○○点が取りたい!」と、目標が明確な人にはTOEICキクタンシリーズがおすすめできます。
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キクタンTOEICシリーズは表紙を見てひと目で「TOEICで何点を目指す人向けか」がわかります。
TOEICは「自分が解ける問題”だけ”を、正確にたくさん解くのが効果的」な試験ですから、自分の目指すスコアに焦点を絞った勉強が効果的です。
「自分の目標に合わせて最適な単語を学べる点」から、キクタンはTOEICの単語帳として最適なもののひとつだと自信を持っておすすめできるわけです。
TOEICで本当に役に立つ英文法参考書
TOEICで頻出の英文法を学ぶとスコアがグンと伸びるのを期待できますよ。
なぜなら、TOEICの文法問題の出題パターンが身に着けば、一見難しそうに見える問題も要点を見ただけでパパっと解答できるようになるからです。
さらに正答率が増すだけでなく時間短縮もできるので、長文問題であるPart7にも時間を残しておくことができます。
英文法力が特に問われるリーディングパートでは、800点を取る上級者でも最後まで問題を解ききるのが難しいです。
つまり、たくさん解ける分だけスコアが上がるので英文法問題を解くスピードもスコアに直結するわけです。
1.TOEIC究極のゼミPart5,6
↓「TOEIC究極のゼミPart5,6」は、TOEICの英文法を最も合理的に学ぶ&活かせる参考書だと考えています。
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数ある文法項目の中でも「TOEICで頻繁に出題されるもの」にのみ絞られており、「TOEICではこんな風に出題されるから、こう解答してください」といった感じで、英文法が苦手な人にもわかるようなシンプルさで書かれています。
さらにPart5,6で文法問題と一緒に出題される「語彙(ボキャブラリー)問題」を瞬時に区別して、最高効率で解いていくためのテクニックも学ぶことができます。
文法知識がTOEIC特化でシンプルにまとめられていること、Part5,6を解く際の最高効率が意識して書かれている点から、「TOEICの文法を身に着けたいならまずこの1冊」と自信を持っておすすめできる一冊です。
2.TOEIC文法特急
↓「TOEIC文法特急」は、「TOEICの中でも文法が課題!」と自覚している人に最適な参考書だと考えています。「TOEICの英単語」の項で解説した「金フレ」の文法バージョンだと思っていただいてOKです。
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「金フレ」と同じく、TOEICの頻出文法を濃密に学べるだけでなく、目標スコアごとに役立つTOEIC解答テクニックや戦略まで身に着けられます。
さらに「1駅1題」とタイトルにあるように、電車内や空いた時間などにサッと取り出して取り組めるのもおすすめポイントですね。取り組み始めるハードルが低いことは勉強の継続がしやすくなり、モチベーション管理の必要が少なくなります。
- 頻出の文法事項だけが厳選されている
- 目標スコアごとの戦略、テクニックも見に着く
- 取り組むハードルが低く継続しやすい
↑の特徴3点からTOEIC文法特急は「TOEICの中でも文法が課題!」と自覚している人に特におすすめできる一冊です。
TOEICで本当に役に立つ長文対策の参考書
TOEICのリーディング(読解)パートでは「いかに多くの長文を解けるかでスコアが決まる」と言って差し支えありません。
なぜなら、前項でもお伝えした以下の特徴がTOEICにはあるからです。↓
- 800点を取る上級者でも全部解くのは難しい
- 解ける問題を多く解いただけスコアが伸びる
「英語の長文問題」と聞くと「難しそう…」と思うかもしれませんが、心配ありません。
TOEICの長文には複雑な構文は登場しません。シンプルな英文がたくさん問われるイメージです。
つまり、対策さえすれば十分にスコアが伸びるわけです。
1.究極のゼミPart7
↓究極のゼミPart7は「TOEICに必要な読解知識”だけ”」を特化して学ぶことができます。英文法の項でお伝えした「TOEIC究極のゼミPart5,6」の長文バージョンだと考えていただければOKです。
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究極のゼミPart7には以下の特徴があります。↓
- TOEICの長文を読むのに必要な知識”だけ”をシンプルに学べる
- 実際の試験に忠実な練習問題で本番慣れもできる
これらの特徴から「TOEICの長文読解にはまずこの1冊!」と自信を持っておすすめできる一冊だといえます。
2.英文解釈(読解)各種良書
これまでの紹介の仕方とは違ったざっくりした紹介にはなってしまいますが、各種の「英文解釈(読解)」の良書を使って勉強するのもめちゃくちゃ効果的です。
英文解釈は、そのまま英文”読解”だと考えていただいてOKです。英文読解のもう一つの言い方という感じですね。
英文解釈・英文読解のおすすめ参考書は↓の記事で詳しく解説しています。
これまでと違って「TOEICに特化した」という感じではないので少し遠回りに思えるかもしれませんが、「そもそも英語ってどうやって読むの?」というのをしっかり勉強すると長文がめちゃくちゃ楽になります。
どれくらい楽になるかと言うと、TOEICの長文を解くたびにクタクタに疲れていたのが、Part7をノンストップでやり通しても疲労をあまり感じないくらいには楽になります。
「本腰を入れて長文を得点源にしたい」と感じたら、上述の記事を参考にしてくだされば、「英語を読む行程そのもの」がガラッと変わりますよ。
TOEICで本当に役に立つリスニング対策の参考書
リスニング(聴解)に苦手意識がある日本人英語学習者は多いですが、TOEIC受験者のほとんどがリーディング(読解)よりもリスニング(聴解)の方がスコアが高くなる傾向にあります。
つまりTOEIC初心者ほどリスニングに伸びしろがあり、勉強した分だけスコアが伸びやすいです。
1.発音の基礎知識
リスニングの勉強に移る前に「発音の基礎知識」をさらっておくと、リスニングの上達度合いがグンと上がります。
なぜなら、日本人が聞き取りづらい発音について「英語の発音はこんな風に聞こえるのか~」と知っておくと、知らない英語の音が聞こえてきた時にも後から「なるほど、これがこう聞こえたのか~」と理解できるからです。
「発音の基礎知識」とは言っても、暗記や勉強といった感じで根詰める必要はありません。
先述した「英語の発音はこんな風に聞こえる」という部分の全体像を頭に入れる程度で十分OKです。
↓発音の全体像は以下の記事で詳しく解説しています。10分程度で読める記事です。
記事全体を10分程度で読み、具体的なリスニングの勉強に移ってしばらくしたらたまに読み返す程度がちょうどいいですよ。
2.TOEIC究極のゼミ リスニングシリーズ
↓TOEICのリスニングにはまず「TOEIC究極のゼミ」シリーズのリスニングパートに取り組むのがおすすめです。
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「TOEIC究極のゼミ」シリーズのリスニングパートとは、具体的には↑のPart1,2とPart3,4がそうです。
これまで紹介してきた参考書と同じく、TOEICのリスニングパートで頻出の表現が学べるだけでなく、TOEICのリスニングならではの解き方・テクニックまで身につきます。
- TOEICリスニングパートの頻出表現を効果的に学べる
- TOEICリスニングならではの解き方・テクニックを学べる
特にTOEICにまだ慣れていない人や英語初心者はPart1,2が、TOEIC中級者ゾーン(400点~800点ゾーン)を抜け出したい人はPart3,4がおすすめです。
3.TOEICの単語帳や模試
「TOEICは何度か受けたことがある」という方や「TOEIC究極のゼミでの勉強が終わった」という方は、TOEICの単語帳や模試を使った勉強もおすすめです。
特に初心者の方はTOEICの単語帳と模試のPart1,2の演習を、中級者以上は模試のPart3,4の演習をするのがおすすめです。
- 初心者→TOEICの単語帳、模試のPart1,2演習
- 中級者以上→模試のPart3,4演習
最近の英単語帳は英単語の意味だけではなく、その英単語を使った「例文」を載せているのがほとんどです。
その例文の音声を使ってディクテーションやシャドーイングなどのリスニング練習をやっていくわけですね。
ディクテーションやシャドーイングなどの、具体的なリスニング学習の取り組み方は↓の記事で詳しく解説しています。そちらを参考に取り組んでみてください。
TOEICの単語帳は、「単語帳」の項で紹介したものを、TOEICの模試は以下の項で紹介するものを使って演習すると良いでしょう。
TOEICで本当に役に立つ模試
最後にTOEICで本当に役に立つ模試と過去問を紹介します。
TOEICで最後に一番スコアに直結するのは、結局「どれだけ過去問・模試演習をこなしたか」です。
この項では演習するに値する良質な模試・過去問だけを紹介します。
1.TOEIC至高の模試600問
↓TOEIC至高の模試600問は、TOEICが初めての人から800点超えを狙う歴戦の猛者(もさ)にまでノータイムでおすすめできる一冊です。
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TOEIC至高の模試600問には以下の特徴があります。
- 実際のTOEIC試験に忠実に作られている
- 解答解説がとても丁寧
- コストパフォーマンスが高い
TOEIC至高の模試600問は、数あるTOEIC模試の中でも実際のTOEIC試験に忠実に作られていて、本番前の演習にはもってこいです。
さらに解答解説も非常に丁寧で「なぜこの選択肢が正解なのか」がしっかりと説明されているので、英語に自信がない初心者でも納得して読み進められるのも特徴です。
さらにコストパフォーマンスの面では、後述するTOEIC公式問題集より少し安い値段で試験1回分多く収録されています。
以上3点から、TOEICが初めての人から800点越えを狙う人にまで幅広くノータイムで「これ!」とおすすめできる神模試だと自信をもっていえます。
2.TOEIC究極の模試600+
↓TOEIC究極の模試600+は、至高の模試600問を使い終えたすべての人におすすめしたい模試です。
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↓ TOEIC究極の模試600+は、上述のTOEIC至高の模試600問とほとんど同じ特徴を持った模試だと考えてOKです。
- 実際のTOEIC試験に忠実に作られている
- 解答解説がとても丁寧
- コストパフォーマンスが高い
コストパフォーマンスの面だけ税込み3300円と、至高の模試600問に比べて高くなりますが、それでも問題の質、収録数、解説の丁寧さを考えれば依然高いコストパフォーマンスだといえます。
「もう至高の模試600問を終えちゃったから、次は何を使えばいいんだ!」という人にうってつけの模試だと言えます。
3.TOEIC精選模試シリーズ
↓TOEIC精選模試シリーズは、TOEICでハイスコアを目指す人に最適な模試だといえます。
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↓TOEIC精選模試シリーズには以下のような特徴があります。
- リスニング・リーディングごとに焦点をあてて演習が出来る
- 実際のTOEICよりも少し難易度が高め
- コストパフォーマンスは最強
TOEIC精選模試シリーズはリスニングとリーディングに分かれており、それぞれ1冊で5回分の演習ができます。
問題はTOEIC本番よりも少し難しいですが、問題形式や問われる語彙力文法力などはしっかり本番に似せて作ってあります。
さらに500問もの問題が収録されていながら2000円程度で購入できるのでコストパフォーマンスは最強です。
まさに「ハイスコアを狙う人がたくさん解くための模試」だといえますね。
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