【朗報】TOEICの長文・リーディング対策&勉強法はコレだけでOK

TOEIC長文リーディングこれだけでOK

「TOEICのリーディングが苦手!」

「リーディングを対策して、スコアをグンと伸ばしたい!」

この記事にたどり着いた方は↑のような悩み・期待をお持ちではないでしょうか?

日本人のTOEIC受験者の多くが、リスニングの方がスコアが高い傾向があるので

「リーディングさえスコアが上がれば、もっと上のスコアを狙えるのに……!」と考えますよね。

この記事ではTOEICや英語の初心者でも始められて、なおかつTOEIC800点の上級者も行っている効果の高い勉強法をお伝えします。

この記事を読み終わる頃には、TOEIC800点の上級者と同じ勉強法を取り入れて、効果的にリーディングスコアをグンと伸ばせる勉強法を身に着けているのでぜひ最後まで読んでください。

目次

TOEICでリーディングスコアを伸ばすなら「精読」が一番

TOEIC長文リーディング対策はこれでOKTOEICでリーディングのスコアを伸ばしたいなら、「精読」を実践するのが非常に効果的です。

なぜなら、読む「正確さ」と「速さ」を同時に養えるからです。

「精読ってどんな勉強法?」サラッとお伝えします

「精読」とは、英語の文構造を把握して、「正確に読む」ことを指します。

英語の文構造とは、各英単語の役割(S, V, O, Cというやつですね)ごとのまとまりを指します。

要するに、「ここまでが主語、ここが動詞、これ以降が目的語」といった形で、文構造をハッキリとさせながら読むことで、「なんとなく読み」をなくす勉強法ですね。

TOEICのリーディング対策で「精読」をするメリット&効果

TOEICのリーディング対策で「精読」をするメリットと効果は、TOEICのリーディングに求められる「読む速さ」と「読む正確さ」を同時に効率よく養える点だと言えます。

TOEICは特に「速く正確に」読む力がそのまま点数に直結する試験です。

特にリーディングパートでは、800点を超える上級者でも「リーディングは最後まで解ききれない」という人がほとんどです。

それだけ時間にシビアな試験なので、いかに「どれだけ多くの問題を、正確に答えられるか」がポイントになるかがわかりますよね。

そこで、TOEICでポイントになる「読む速さ、正確さ」をピンポイントで養える「精読」が、リーディングスコアを伸ばすのに最適だと言えるわけです。

文章を”まとまり”で読めるから、長い文章でもシンプルに読めるんだねー!
そう!シンプルに読めるから意味も掴みやすいし、読むスピードも上がるんだよね。

【疑問】なんで「精読」で「速さ」も養われるの?

「精読」で読む速さも養われる理由「精読で『正確さ』が養われるのはわかるけど、なんで『速さ』も養われるの?」

↑のような疑問を持った方もいらっしゃるでしょう。

それは英文の読み方がパターン化されるからです。

何度も英語の構文を理解しながら読むことで、頭の中で日→英の翻訳プロセスを挟まずに文章を理解できるようになります。

簡単に言えば、英語を英語のまま理解する思考回路が出来上がるわけですね。

構文のパターンが身に着けば、例え長い文章でも、「どこまでが一つのまとまり」かがわかります。

すると、英単語を一つずつ全て読まなくても、どんな英文かを予測して読むことが出来るようになるわけです。

英語を英語のまま、構文を見て次の展開を予測しながら読めるようになるので、正確さだけじゃなく速さもグッとあがるわけですね。

「精読」で英語の文章構成に慣れると、読んでいる最中でもどんな文構造になるのか予測できるようになるんだよね
なるほど~。予測しながら読めるから、読むスピードも速くなるんだね!

小学生でもわかる「精読」のやり方

小学生でもわかる「精読」のやり方ここまでで「精読」のメリットや効果の高さをお伝えしてきました。なので以下のようにお思いの方も多いでしょう。

「精読のメリットや効果の高さはわかった。だから早くやり方を教えてくれ!」

「英文法が苦手な私には難しいのかな……?」

ご安心ください。そんなに難しいものではありません。

例文を出してちょっと一緒にやってみましょう。

Tiger sharks, the fourth largest type of shark on the planet, are known to consume not only fish, turtles, and mammals such as seals but also an extremely wide variety of other sea creatures.

(出典:2019年度第3回英検準1級過去問 P.6)

↑の例文は2019年第3回の英検準一級試験に実際に出題された英文です。(この例文は英文の読み方を紹介するのに便利なので、何度も当ブログに登場します笑)

文頭のTiger sharksから、文末のSea creaturesまでひと続きで書かれていて、ひとつずつ頭から訳して行くのはあまりにも大変ですよね。

ここで、「精読」が役に立ちます。

「精読」は大きく以下のプロセスで行います。↓

  1. 主語、動詞を見つける(骨格を見つける)
  2. 修飾部分を理解する(肉付け部分を理解する)

順番に見ていきましょう。

1.主語、動詞を見つける(骨格を見つける)

「英文を見たら、まずは主語と動詞を見つけよう!」というのは、長文読解のコツとして皆口をそろえて言う言葉ですね。

主語と動詞が見つかれば、英文の骨格がハッキリと見えて、大まかな意味が簡単にわかるからです。

百聞は一見に如かず。例文で試してみましょう。

Tiger sharks, the fourth largest type of shark on the planet, are known to consume not only fish, turtles, and mammals such as seals but also an extremely wide variety of other sea creatures.

(出典:2019年度第3回英検準1級過去問 P.6)

↑長々とした文章ですが、文章の骨格は以下の通りです。

  • 主語→Tiger sharks
  • 動詞→Are known (To consume)

いかがでしょうか?

一気に中学校レベルのシンプルな英文になりましたよね。

Tiger sharksが、To consumeすることについてAre knownされていることがわかります。

この骨格が一瞬でわかるだけで、単語を一つ一つ訳して行く大変さがガクンと減りますよ。

「英語はまず主語と動詞を見つけろ」っていうのは学校の先生も言ってたなあ
うん、それだけ大事なことなんだけど、意外とやってない人も多い。
やってない人が多い分、ちょっと意識できるようになるとグッと上級者に近づけるよ

2.修飾部分を理解する(肉付け部分を理解する)

英文の骨格部分がつかめたら、残りの肉付け部分を理解していきます。

例文を見ながら実演していきましょう。

Tiger sharks, the fourth largest type of shark on the planet, are known to consume not only fish, turtles, and mammals such as seals but also an extremely wide variety of other sea creatures.

(出典:2019年度第3回英検準1級過去問 P.6)

主語はTiger sharksでしたね。

,(コンマ)の部分はTiger sharksを説明する役割を持っています。

ですので「the fourth largest type of shark on the planet」はTiger sharksの説明をしているわけです。

次に、動詞の部分はAre knownです。Knowの受動態で知られているわけですね。

動詞のAre knownに続いてTo consumeが続いていますから、Tiger sharksがTo consumeすることでAre knownされていることがわかります。

To consumeされる対象がNot only以降になるので、「not only fish, turtles, and mammals such as seals but also an extremely wide variety of other sea creatures.」は、まとめてTiger sharksにTo consumeされる対象だとわかるわけです。

こうして役割ごとに英文を分解することで、長い英文でもシンプルに理解できるわけですね。

「結局肉付け部分も訳すなら、1つずつ訳すのと変わらないんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、1つずつ訳していくと、ノンストップで膨大な英語を理解する必要があるので、文章を理解する難易度が爆上がりしてしまいます。

それならば、一度英文の骨格を理解してから肉付け部分を付け足しで理解する方が、スピーディかつ正確に、かつ簡単に理解しやすいと言えるわけです。

文章の骨格がわかってると、他の英単語の役割も見えやすいし、なにより大まかな意味が分かっている分意味が理解しやすいんだよね
そっかあ。何もわからない状態で読むよりも、大まかに意味が分かってると読みやすいもんね。

【初心者・中級者必見】絶対に躓(つまず)かない「精読」の始め方

絶対につまづかない精読のやり方「よし!精読でリーディングを伸ばせるんだな!」

「英文を役割ごとに理解していけば良いんだな!」

「すぐにでも精読を始めるか!」

と思った方、ちょっとだけ待ってください。

精読は予備知識がない状態で始めると、すぐに勉強が詰まってしまいがちです。

なぜなら、「いきなり精読を始めても、文構造をつかめずに挫折する」パターンが多いからです。(現に筆者も何度も挫折しました笑)

そこで、これから「精読」を始めてTOEICのリーディングスコアをグッと伸ばしたい人は、以下の参考書を使って土台作りをするのがおすすめです。

ご安心ください。たった2つだけこなせば、精読での挫折リスクはガクンと下がり、成長速度はグンと上がります。

「精読」の土台作りに最適な参考書2選

「精読」の土台作りに最適な参考書として、以下2つをおすすめしています。↓

  • 「英文読解入門基本はここだ!」
  • 「基礎英文解釈の技術100」

順番に見ていきましょう。

↑「英文読解入門基本はここだ!」は、こんな人におすすめです。

基本はここだ!をおすすめしたい人
「見たことある単語だらけなのに、文章の意味は全然わからん……」←こんな経験がある人

「英文読解入門基本はここだ!」は、「中学英語のレベルなのに、なぜか読みづらい文章」にスポットライトを当てていて、「長文が得意な人」が意識している読解のコツをわかりやすく解説しています。

また本の厚みも薄く作られているので、サラッと読めて挫折のリスクが低いのもおすすめポイントです。

 

↑「基礎英文解釈の技術100」は、英文の構造をブロックごとにわかりやすく解説しているのが特徴です。(基礎100の愛称で受験生たちに人気の参考書です)

英語を役割ごとに分解してわかりやすく図解しているので、読むにつれて読解プロセスが自然に身についていきます。

TOEICでは必要以上に複雑な構文の英語は出題されないため、「英文読解入門基本はここだ!」と「基礎英文解釈の技術100」をしっかり学べば、わからない構文はほとんどなくなりますよ。

特に「基礎100」がそうなんだけど、「精読」のプロセスをすごくわかりやすく図解してくれてるから、「基礎100で精読が身に着いた!」って人もよく見かけるよ
(名前)
そうなんだ~。躓(つまず)きやすいポイントに絞って解説してくれてるし、これやり切ったらかなり自信つきそう!

【精読上級編】英語を英語のまま「精読」できるようになるには?

上級編精読のやり方「精読」は長くて難しい文章でも、正確に素早く読めるようになるための超有効なプロセスですが、やはり最終的には「英語を英語のまま、文頭から文末の順番で理解できる」ようになりたいですよね。

「精読」が身に着けば、先述の「小学生でもわかる『精読』のやり方」でお伝えした「英文の骨格を掴む→英文の肉付け部分を理解する」のプロセスを、自然に意識&予測しながら読み進めることが出来るようになります。

英文の骨格パターンに慣れていくからですね。

この状態から「さらにステップアップ」するには「音読」というめちゃくちゃ有効な勉強法があります。

「音読」とは、英文を文字通り口に出して読んでいく勉強法で、「精読」のプロセスを、自分が「音読」するペースで実践するめちゃくちゃ優れた方法です。

「音読」についても詳しく記事にまとめたので、ぜひそちらもご覧になってください。↓

TOEICリーディング対策勉強法音読が最強な理由

【中級者以上必見】「音読」はどうしてTOEICの長文・リーディング対策が爆速で進める勉強法なのか

2023年6月3日

まとめ

精読まとめこの記事では、以下の点からTOEICのリーディング対策&勉強法についてお伝えしました。

この記事でお伝えしたこと
  • TOEICのリーディングは、「精読」が最適!
  • 「精読」で、TOEICの肝である読む「正確さ」と「速さ」を同時に養える
  • 「精読」で文構造がわかれば、英語を英語のまま文章を予測しながら読める
  • 「英文読解入門基本はここだ!」と「基礎英文解釈の技術100」を使って、効果的に「精読」が身に着く

「精読」は、TOEIC900を目指す英語上級者も行っているプロセスなので、英語上級者と同じ土俵で英語力を磨けますよ。

また「精読」を身に着けた人が、もっと効果的にリーディング力を伸ばす勉強方法もお伝えしているのでぜひ参考にしてください↓

TOEICリーディング対策勉強法音読が最強な理由

【中級者以上必見】「音読」はどうしてTOEICの長文・リーディング対策が爆速で進める勉強法なのか

2023年6月3日

「リーディングだけじゃなく、TOEICのスコアをしっかり伸ばしたい!」という方向けに、TOEICの勉強法をまとめた記事もあるのでぜひこちらも参考にしてください。

TOEIC まとめ

TOEICの全てをここに集約!役に立つ勉強法から知識まで完全網羅!

2019年5月9日

英語を身に着けて「スマートな国際人」になる


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ABOUTこの記事をかいた人

「0からでも、上級レベルの英語力」までのプロセスをお伝えしています。 英語を身に着けて、「スマート(知的)な国際人」になるのが目標。 なんとなくで英語を学ぶのに嫌気が差している方、TOEICのスコアなどでマウント取られてうんざりしてる方はブックマークをおすすめ。 高校で赤点まみれ不登校でしたが、大学受験英語模試で34/200→150/200まで上げました。 英米語学科卒、5か月間カナダへ公費交換留学、英文事務に2年間従事、英検準一級、TOEICは苦手ですが790まで上げました。