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【レビュー】英語4技能マルチトレーニング 基本的かつ画期的な勉強法
- 4技能の総合的な英語力の需要が高まってるよ
- それに関して「なるほど」と思える書籍を紹介するよ
- こんな書籍だよ
- それって、実は既に根付いてる勉強法だよ
こんにちは!はっとりです!
今回は「4技能」という視点から、英語学習についてお伝えしていきたいと思います。
というのも、特に最近「4技能」としての英語力がしきりに叫ばれるようになりました。
大学入試の形式が変わるのも、この「4技能」を意識してのことです。
私自身も気になっていたキーワードでした。
そんな中、書店などで英語学習法についての書籍について手にとってみて、気になるモノがありました。
内容としては
「通訳メゾットで、4技能を”リンク”させて本質的に英語力を向上させる」
というもの。
英語学習法のノウハウ系の本は、基本的に中身を見て
「あー、はいはい」
と思うものが多く、あまり印象には残らないのですが
この本に関しては「なるほど」と思うところが多く、実際に実践してみようと思うところがあるので
ご紹介させていただこうと思い至った次第です。
上級者の方も
「あー、なるほどな」
と思えるような内容なので、是非お目通し頂き、あなたの今後の英語学習の糧となる事を願い、お伝えしていこうと思います。
通訳メゾット 主要な4つ
この通訳メゾットの肝は、以下の4つになります
- クイックレスポンス
- シャドーイング
- サイト・トランスレーション
- ライティング・リプロダクション
この主要4つのメゾットは順を追ってお伝えしていきますが
この書籍の最たる所は
リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能は、全てリンクしている
というスタンス。
従来の勉強法では、それぞれが”分離”していたために、「喋れない!」という日本人の苦手が形成されてきた
と言うんですね。
そして、この書籍では、上記4つのプロセスにおいて
それらを”リンクさせて”鍛えていこう というものになります。
- 従来=4技能のスキルが分離 … 読めるのに話せない
- 本書籍=4技能をリンクさせる … それぞれの学習を、それぞれの能力に直結
という切り口から、本質的な4技能英語を構築していこう…という触れ込みだということですね。
それでは、その4つについて、具体的にお伝えしてきますね。
①クイックレスポンス
クイックレスポンスは
「瞬間英作文の単熟語バージョン」
と言うのが一番明快ですね笑
瞬間英作文の詳細については↓の関連記事をご参照ください。
語彙力を強化するのには段階があります。
- 知らない
- 見た事ある(意味は思い出せない)
- 周りの文章から推測出来る(単体では思い出せない)
- 5秒程度考えて思い出せる
- 見た瞬間訳せる
それで、例えばTOEICを受ける際、3~4の段階まで来ていれば
読解などで役に立ちます。
しかし、リスニングではどうでしょう?
リスニングは、絶えず英語が流れているので
⑤の見た瞬間わかる のレベルに達していないと役に立つことは少ないです。
このクイックレスポンスは、その語彙力を⑤の段階まで落とし込むことを前提に覚えていこうという趣旨になります。
②シャドーイング
①のクイックレスポンスで、見たらすぐにわかるレベルまで落とし込んだ単語力を使って
英語音声の後追い、「シャドーイング」を行います。
聞いた瞬間に「理解」し、「声に出し」、発音と聴解力を向上させます。
そう、クイックレスポンスで培った
単語力をリスニング力に”リンク”させている感覚です。
シャドーイングを行っている際は、瞬時に意味を理解することによって、リーディング力(速読力)を向上させ
同時に耳から取り入れ瞬時に口から発する事によって、リスニング力とスピーキング力に”リンク”させているということですね。
③サイト・トランスレーション
これは、瞬間英作文トレーニングと同じようなパートになります。
日本文を確認し、それを訳していく事によって
英文を構築する”感覚”を養っていきます。
ご存知の通り、日本語と英語では、文章の成り立ちが大きく異なります。
”日本語でこう表現されることは、英語ではこんな風に表現するんだなぁ”
という感覚を作文していくことによって
英作文能力を上げていきます。
④ライティング・リプロダクション
サイト・トランスレーションで行った英文を、今度は、虫食い状態で書かれた英文を補う形で英作文をしていきます。
書いていく内容自体は、サイト・トランスレーションで行った英文になるのですが
日本語を介さずに虫食い状態のものを埋めていく事によって
”伝えたい事を、英語を英語として(日本語を介さずに)文章化する”力を養うパートです。
実施する内容自体はライティングっぽさのあるワークなのですが
英語を英語として作文していくことによって
”より会話に近い感覚で英作文を行う”
という意義があるんですね。
つまり、「ライティングスキル」と「スピーキングスキル」が”リンクする”という趣旨のワークになる ということです。
”リンクさせる”という一貫したコンセプト
読んでいて最も印象的なのが
”4技能の各スキルを「リンク」させる”という一貫したコンセプトです。
- クイックレスポンス→単語力を、リーディング力”だけでなく”リスニング力に落とし込むための学習
- シャドーイング→①をより実践的に用いたもの
- サイト・トランスレーション→①同様、英作文能力”だけでなく”スピーキング力に落とし込むための学習
- ライティング・リプロダクション→②同様、③で培った力をリンクさせ、スピーキング力に落とし込む
という一貫性です。
そして、それを非常に”実践しやすい形で”取り組むためのワークも用意されています。
それぞれの学習方法一つ一つは、全く新しいメゾットではないながらも
それらを”リンクさせやすい形で”配置し、一つの参考書に落とし込んだ
一貫した参考書であり、読み手側に
”4技能がリンクして、相互的に能力を上昇させる”感覚を叩き込む一冊だと言えるでしょう。
全く新しい勉強法というわけではない
さて、ここまでこの「英語4技能マルチトレーニング」について紹介してきましたが
一点だけ気になった点がありました。
それは
「それぞれの学習方法は、実は既に流布している学習方法」であるという事。
①クイックレスポンスに関しては、最初はリーディングで用いて、意味を推測する段階がありますが
それは回数を重ねる事で克服し、最終的にはリスニング力に直結出来るレベルにまで達します。
②シャドーイングに関しては、TOEICハイスコア所持者や英検上位級の受験者なら必ずと言って良いほど実践している事でしょう
③サイト・トランスレーションに関しては、「瞬間英作文トレーニング」がよく英語学習者の間で話題にされています。
④ライティング・リプロダクション、これに関しては新しい手法だと感じました。
…といったように、それぞれの学習方法については、従来の学習方法から大きく変わったレベルとは言えません。
しかし、それら4技能が”リンクさせられるんだよ”という感覚を共有しやすい構成になっているという点が
この書籍の革新的な部分であるという風に感じられました。
結論
今回は、「英語4技能マルチトレーニング」についてご紹介しました。
冒頭でお伝えしたように、2020年度より、大学入試の英語試験が”4技能”を意識した試験になることを受け
4技能での英語力に注目が集まっています。
そんな中で、手に取って「なるほど」と思わされるこの書籍を読んで
「各技能を”リンクさせる”感覚」が重要であると感じさせられました。
それと同時に、現在英語学習者の中で行われている学習方法が
図らずもそれらを取り入れられており
それも含めて、大切な事は4技能を分離させずに”リンクさせる”という事を物語っています。
この記事が、あなたの英語学習にそれぞれの技能の”リンク”をもたらし
より充実したものとなるよう願っています。
最後に
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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- 出来ない自分からの脱却
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を果たすことを目的に情報を発信しています
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